映画のエキストラに挑戦!
始まりは劇団ヒンドゥー主催扇田くんからの一通のメールだった。
「映画のエキストラを募集しているらしく、その出演者を募っている」とのこと 。募集人数は100人らしい。
 バースデイパーティの成功に浮かれた刻色館企画部としては、こりゃあ参加し たらいいんだよとの軽いノリで快諾。早速人集めに走る。 が、締め切りも間近 でなかなかみなの予定もつかない。結果、ごり・なり・ひい、とらの4人が企画 参加を決意。期日は3月17日。パーティー明けちょうど一週間である。

前日の夜、さかい先輩や平野将軍が遊びにきており、なかなか賑やかであった。
しかし!明日は朝5:30起きでエキストラのバイトである。
そんな苦しみを忘れようとしているかのように皆寝ようとしない。
さかい先輩に至っては道連れを食らって、明日一緒にエキストラに行くことなっている。
「このままではヤバイ、きっと起きれない!」そう思った成田は徹夜を敢行。
明日5:30に皆を起こす事にした。

成田は二条城でPCをパチパチ打っていたが、眠い!、あまりにも眠い!、ヤバイ!
ということで、居間に下りていってみるとさかい先輩が起きてたので二人で ディスカバリーチャネルの動物番組を見ることにした。
この番組はなかなか面白く、眠気を誘わないのだ!
今日の主役は「タランチュラ」プレデターシリーズの一つである。
前から思うのだが、さかい先輩は博学である。
意表をつく分野のことに詳しかったりする。
テレビとさかい先輩のダブル解説で、かなり賢くなった気がする。

そうこうしているうちに朝5:30。
皆を起こしてまわる。
ついでに仕事で6:00起きのみずきも起こす。
このバイトは「スーツを着ていく」という条件があるので皆でスーツに着替える。 うーん、異様な光景だ。 このメンツがスーツ姿で団体行動することはいまだかつてなかったので、非常に違和感を覚える。
まるで、法事だ。

睡眠時間少ないメンバーは、土曜日の朝早くから出かけねばならない不 条理に行き場のない憤りをおぼろげに抱きながら電車に乗る。どんより曇り空に まだ冬残る寒さ。電車の中のまばらな人数。いざ引き受けてみたはいいものの、 何だか面倒だなという気も抱かざるを得ない。が、まあそれも経験ということで 、文句を口にはしない。
 東京駅にてとらと合流。京葉線に乗り、幕張に向かう。久しぶりの千葉県は相 変わらず。独特の千葉的な、あくまで千葉的な雰囲気をかもしだしている。東京 駅で購入したおにぎりをほおばりながら、けだるい遠足気分はまぶたも重い。舞 浜駅にて周りにいた人たちがほとんど降車。「たぶんみんなディズニーランドの 職員だな」の意見にみな合意。たぶんあの中にミッキーやミニーもいたのだろう 、と。
 幕張に到着。改札を出るとそれらしきスーツ姿がわらわら。その中に丸坊主の 集団を発見。あの人たちは誰なのだろう、と疑問。背中には大駱駝鑑天賦天式の ロゴマーク。そのときは知らなかったのだが、あとで調べたところ、世界的に有 名な舞踏集団なのであった。
 8時になるとスタッフから指示が出て、ぞろぞろと大移動。幕張オフィス街土 曜日のがらんとした交差点が撮影場所である。100人以上いるであろうスーツ 集団に混じり、早速撮影が開始。スーツ集団交差点を列になり何度も歩く。眠気 と寒さにみな口数は少ない。交差点の中心で駱駝艦の人たちが舞踏を舞う。繰り 返し撮影。昼食。午後に入ると雨がちらほら。さらに撮影。ああ、まだまだある のかなあと、その瞬間、「ありがとうございますエキストラの皆さんはこれで終 わりです」との指示。おおっ!と思わず歓声を上げる刻色館メンバー。早々に切 り上げられた午後の撮影、結局僕らは1時半には開放される。日の出ている間は 仕事があるともともと聞いていた僕らには拍子抜けの開放。あら、もう終わりて なふうに。
 結果、みなのテンションはそんなに高くはならず不毛だったのかといえば不毛 だった気もするが、まあ体験としてはおもしろかったのではないか。挑戦企画と してはまあ、そこそこ。終わってしまえば笑い話。
 てなわけで、またひとつ刻色館は新たな分野を開拓したのであった。


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Last update : 2002/5/3 update by Hiee