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男の共同生活に女が入るという事
私がここ、刻色館の事を知ったのは、二ヶ月ほど前の事である。 インターネットの掲示板(6人目の家政婦的ルームメイト募集)を見ていた頃は「変わった事をする人もいるもんだ。 6人目はいつ決まるかねー。」なんて、かなり第三者的カツ、ヒヤカシ十分てな感じであった。 その頃の私といえば、長年付き合った男との同棲生活にケジメをつけるべく家探し(選択の一つとしてルームシェアも考慮) をしていた。 新しい生活をしたい。─それがその頃毎日考えていたことだ。 しかしだ。それがだ。 モニターの先で、ポケッと見ていたワタシがここに来る事になるなんて。考えてもみなかった事だ。恐ろしい。。。。。 だいたいそんな野獣の住みかに転がり込むなんて世間からはかなり頭のオカシな女だと思われることだろう。 しかし、互いのルールや一人一人の人となり、この家の事は入居前に確認し、友人までつれていき助言を仰いだりした。 ─そして決めてしまった。 女が一人でここに入るという事は、人が思う程、大変でも窮屈でも息苦しくもない。(ムサ苦しい時はあるけど。。。) 料理を作っても「オイシイ、オイシイ!」と重宝がられ、失敗しても「ニッコリ」すれば許されるし、酒飲んで騒いでも 「ノリのイイヤツ」という事になる。 元来、女っぽくないワタシには、こういう場所が合っているのでは。。。?とも思える。 困る事といえば着替&お風呂ぐらい。(着替スペースなどないし、いつ誰が現れるかわからない。) 皆、彼女がいるのでヘタに刺激してはいけないし。私もその辺は露出狂ではないので。。。。 ただ不安に思う事はたくさんある。 だけど、それは25歳なりの遠い未来や、近い明日へのもので、きっとそれは誰もが持つものだと思う。 それよりも今は毎日いろんな人が訪れ、ささいな出来事や下らない話や、笑っちゃう位真剣な話もできる相手がたくさんいる事に感謝したい。 私はここに来て 人間がきちんと向き合う事の大切さを学んでいる。 世間的には「そろそろ結婚を。。。。」なんて言われる年で、”男に望むモノはこれとこれ、ついでにこうであれば文句なし”なんて 商品を値踏みするような考え方も身に着く頃だが、私はもう少しここで ─男だから女だからとか、固まった常識というワクを外した環境の中で 自分を模索したいと思う。 いたっち
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