ひい

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高菜

おばあさんは田舎に住んでいます。
7年前におじいさんを亡くし、今はひとりで暮らしています。
畑で野菜を作る生活をしています。
広い畑をおばあさんはひとりでやりくりしています。
その中でもいちばん力を入れているのは高菜です。
根のいちばんいい部分を漬物にします。
ご飯と混ぜて食べるのがいちばんおいしいそうです。
4年前、町のおみやげ屋さんの店長がおばあさんの家にやってきました。
おばあさんの高菜の評判をどこかから聞きつけ、ぜひ店に置きたいと店長はお願いしました。
おばあさんは「いやだよう」といいながらも、にこにこ顔で引き受けました。
気にはしない素振りでも、おばあさんにとってはささやかにうれしいことでありました。
かといっておばあさんの生活は変わることなく、今日も朝早く起きて畑に行きます。
風景の一部になって、おばあさんは今日も黙々と畑仕事をします。


だれかが旅行に行って、おみやげに高菜の漬物を買ってきました。
高菜の漬物はとりあえず冷蔵庫に入れられました。
それから半年が過ぎました。
「賞味期限切れだな」ということで高菜の漬物はゴミ箱に捨てられました。


おばあさんは今日も朝早く起きて畑に行きます。

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