なりた

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汚い居酒屋

今朝、ゆうじに起こされた。(ここはまだ夢じゃなくて現実。)
「今からサンドイッチ作るけど食べる?」とゆうじ。
僕は布団に包まり、寝ぼけまなこに「食べる〜」と返事をした。
ドタドタと階段を下りていくゆうじの足音が聞こえた。
「みずきー。サンドイッチ作ったら食べるー?」
「うん、食べる!」
一階の台所から響くゆうじとみずきの声を聞きながら僕は不覚にも眠りに落ちていった・・・・・。

場面は僕とゆうじとみずきが居酒屋の扉を開くところから始まった。
三人で奥のテーブル席に座る。
目を配ると別の席には男達が数人いて酒を飲んでいた。
突然、店員がその席に慌しく駆け寄ってきた。バケツとガラスの棒を持って。
店員がテーブルの上にバケツをおくと客の一人がそのバケツにスゴイ勢いで嘔吐したのだ。
店員は冷静に客の嘔吐のタイミングに合わせ、バケツに水を足していく。
そしてまるでカクテルでもかき混ぜるかのようにガラスの棒でバケツの中身をかき混ぜている。
僕は疑問に思い、店員に質問した。
「なぜ水を足しているんですか? なぜガラスの棒でかき混ぜるのですか?」
店員は誇らしげに答えた。
「水を足してかき混ぜるとイヤな匂いが和らぐのです。」
次の瞬間、僕は店員と同じ格好をしていた。
店員はニッコリ微笑み、僕にバケツとガラス棒を渡してこう言った。
「あそこのお客様が吐きそうですよ。」
店員が行っていたあの忌まわしい作業の光景が脳裏をよぎる。
なぜ僕が? なぜこんなことに?
その時、遠くで誰かの声がした。

「サンドイッチできたよー! 起きなよー!」

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